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立教通り皮フ科形成外科

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CO₂レーザー治療

co2laser

 

ホクロ(色素性母斑)のCO₂レーザー治療

当院では、小さめのホクロ(盛り上がっているもの・盛り上がっていないもの)に対して
炭酸ガスレーザー(CO₂レーザー)による除去を行っています。

 

2.スペクトラピール

お肌の表面~真皮上層に熱を加え、皮脂コントロールとハリ感アップを目指す治療です。
ニキビができやすい脂性肌や、毛穴の開き、ざらつき、キメの乱れが気になる方に向いてい
ます。
真皮のコラーゲン産生をゆっくり促し、なめらかな質感を目指します。赤みやヒリヒリ感が
一時的に出ることがありますが、多くは数時間~1日程度で落ち着きます。

 

3.デュアルピール

ルートロピールとスペクトラピールを同日に組み合わせて行うメニューです。
くすみ・肝斑・色ムラの改善(ルートロピール)と、ニキビ・毛穴・ざらつきの改善(スペ
クトラピール)を同時に狙い、色と質感の両面からトータルに肌質改善を目指します。
お肌の状態を見ながら出力を調整し、ダウンタイムを抑えた治療を心がけています。

 

【CO₂レーザー治療とは】

CO₂レーザーは、水分に反応してごく薄く皮膚を蒸散させるレーザーです。

メスで切るのとは違い、
・不要な組織だけを少しずつ削る
・出血が少ない
・処置が比較的短時間で終わる
といった特徴があります。

 

【適応となるホクロ】

・直径の小さいホクロ
・盛り上がっているホクロだけでなく、平らなホクロにも適応があります
・ただし、形・色・経過から悪性が疑われるものは対象外です

小さいホクロに適した方法ですが、皮下に黒く見えない母斑細胞が残る可能性があり、
その場合、時間の経過とともに再び色が出てくる(再発する)ことがあります。
このため、再発のリスクは、根元から切除するメスによる切除よりもやや高くなります。
それでも、局所麻酔下で短時間に行え、ダウンタイムも比較的軽く、傷あとが点状で済むことが多いという利点があるため、小さくて盛り上がっていないホクロには第一選択となることが多い治療です。

 

【治療の流れ】

1. 診察・ダーモスコピー
良性のホクロかどうかを確認します。
形や色がいびつ、急に大きくなったなどの所見がある場合は、
レーザーではなく切除+病理検査をお勧めします。

2. 局所麻酔
注射で局所麻酔をしてから行います。
麻酔が効いてから照射しますので、照射中の痛みはほとんどありません。

3. レーザー照射
盛り上がりや色のある部分を少しずつ削るように照射します。
必要に応じて、できるだけ目立ちにくい高さ・形に調整します。

4. 処置後のケア
軟膏とテープで保護します。
数日~1~2週間ほど、軟膏・テープによるケアが必要です。

 

【治療後の経過・ダウンタイム】

・治療直後はすり傷のような状態になります。
・かさぶたが取れたあと、赤みが数か月~1年ほど続くことがあります。
・体質や場所によっては、へこみや盛り上がった瘢痕(ケロイド体質など)が残ることがあります。
・紫外線に当たると茶色い色素沈着が出やすいため、日焼け止めなどのケアが重要です。
・CO₂レーザーは「完全に無かったことにする」というより、目立ちにくくすることを目標とした治療です。

 

【CO₂レーザーとメスによる切除の違い】

●CO₂レーザー

・小さく、盛り上がっている・いないにかかわらず浅めのホクロに向いている
・点状~小さめの跡になることが多い
・皮下の母斑細胞が残ることがあり、再発の可能性が切除より高い
・病理検査用の組織は基本的に残らない(がんが疑われる場合は不適)

●メスによる切除・縫合

・大きいホクロ、深いホクロ、悪性が心配なものに向いている
・線状の傷あとになるが、病理検査が可能
・再発のリスクはCO₂レーザーより低め

病変の大きさ・深さ・場所、仕上がりのご希望、再発リスクなどを総合的に考えて、患者さんと相談しながら方法を決めていきます。

 

【料金(自費診療の場合)】

・ホクロCO₂レーザー 1個 5,500円
・局所麻酔代 600円
・首のスキンタッグ・顔の脂漏性角化症:1個 300円
・痛みの軽減のため、麻酔シートを使用してからレーザー治療を行います。
・必要に応じて、軟膏・テープ代が別途かかる場合があります(数百円程度)。
・診察料(初診・再診)は別途となります。

詳しくは、美容皮膚科「ホクロ・いぼの美容目的切除」の項もご参照ください。