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立教通り皮フ科形成外科

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トレチノイン・ハイドロキノン外用治療

 

 

 

当院では、トレチノインとハイドロキノンを用いた外用治療として、目的に応じて2種類の治療を行っています。

 

 

① トレチノイン0.1% + ハイドロキノン4%

2種類のクリームを別々に使用し、老人性色素斑(日光黒子)など、境界のはっきりした表在性の色素斑を積極的に改善する治療です。

 

 

② ハイドロキノン2% + トレチノイン0.025% + モメタゾンフランカルボン酸エステル0.1% 混合クリーム

外傷や炎症などのあとに残った色素沈着を改善するための治療です。

シミには老人性色素斑、肝斑、ADM、炎症後色素沈着などさまざまな種類があり、それぞれ適した治療方法が異なります。シミ全般の診断やレーザーを含めた治療については、「総合シミ治療プログラム」をご覧ください。

 

 

トレチノインとは

トレチノインはビタミンA誘導体です。

表皮のターンオーバーを促進し、メラニンを含んだ表皮細胞の排出を促す働きがあります。

また、コラーゲン産生を促す作用もあり、肌のキメやハリなど肌質の改善も期待できます。

使用中は赤み・乾燥・皮むけ・ヒリヒリ感などが現れることがあります。

 

ハイドロキノンとは

ハイドロキノンは、新しいメラニンが作られるのを抑える外用薬です。

トレチノインによってメラニンを含んだ表皮細胞の排出を促しながら、ハイドロキノンによって新たなメラニンの産生を抑えます。

この2つの異なる作用を組み合わせて治療します。

 

 

 

 

① トレチノイン0.1% + ハイドロキノン4%

老人性色素斑を積極的に改善する治療

老人性色素斑(日光黒子)など、境界のはっきりした表在性の色素斑に対して行う外用治療です。

トレチノイン0.1%とハイドロキノン4%を、それぞれ別のクリームとして使用します。

 

使用方法

トレチノイン0.1%を、綿棒などでシミの部分にのみ少量塗布します。
その後、ハイドロキノン4%をシミより2~3mm程度広めに塗布します。
必要に応じてサージカルテープなどで保護します。
朝は洗顔後、必ず日焼け止めを使用してください。

 

シミが薄くなるまでの経過

治療開始後、軽い赤みやヒリヒリ感が出ることがあります。
数日すると細かな皮むけが始まり、シミが一時的に濃く見えることもあります。
その後、シミの部分が薄いかさぶたのような状態になり、古い角層とともに自然に剥がれ落ちていきます。
およそ1~2週間でシミが薄くなっていくことが期待できます。
皮むけや薄いかさぶたは無理にはがさず、自然に取れるのを待ってください。

 

 

 

② 外傷などのあとに残った色素沈着の治療

ハイドロキノン2% + トレチノイン0.025% + モメタゾンフランカルボン酸エステル0.1% 混合クリーム

傷ややけど、ニキビ、皮膚の炎症や治療などのあとに、茶色い色素沈着が残ることがあります。これを炎症後色素沈着(PIH)といいます。
本剤は、このような外傷や炎症などのあとに残った色素沈着を改善するために使用する混合クリームです。
使用する部位や期間については、皮膚の状態を診察したうえでご案内します。

 

治療中の注意点

トレチノインの使用中には、赤み、ヒリヒリ感、乾燥、皮むけなどが起こることがあります。
強く反応すればするほど効果が高いわけではありません。
赤みや痛み、ただれなどが強く出た場合には使用を中止し、当院へご相談ください。
治療中は紫外線の影響を受けやすいため、日中は必ず日焼け止めを使用し、紫外線対策を行ってください。

 

妊娠・授乳について

妊娠中・授乳中の方は、トレチノインを含む本治療は行いません。
妊娠を予定されている方も、治療開始前に医師へお申し出ください。

 

保管方法

直射日光や高温多湿を避け、25℃未満の涼しく乾燥した場所で保管してください。
特に夏季は室温が25℃を超えることがありますので、保管場所にはご注意ください。
冷凍庫での保管はしないでください。
小さなお子さまの手の届かない場所に保管し、使用期限は製品に記載された期限をご確認ください。

 

 

 

料金(税込)

治療内容 料金(税込)
①  トレチノイン0.1% 20g +  ハイドロキノン4% 20g 2本セット

18,400円

②  ハイドロキノン2% +  トレチノイン0.025%
+ モメタゾンフランカルボン酸エステル0.1%
混合クリーム 15g
7,700円

 

 

 

よくあるご質問

Q.①の治療では、どのくらいでシミが薄くなりますか?

A.治療開始後数日から赤みや皮むけなどが始まり、およそ1~2週間でシミが薄くなっていくことが期待できます。
反応や効果には個人差があります。

Q.1クールで十分に取れなかった場合は?

A.すぐに続けて治療は行いません。
通常は2~4週間程度間隔をあけ、周囲の赤みや皮むけが完全に治まるのを待ちます。
大切なのは日数だけではなく、赤みがなくなり、まだ残っているシミだけがはっきり確認できる状態になっていることです。
赤みが残った状態で治療を重ねると、かえって炎症後色素沈着(PIH)の原因になることがあります。
皮膚が十分に回復してから、残った部分に2クール目を行います。必要に応じて、同様に3クール目を行うこともできます。

Q.②の混合クリームは、①と同じようにシミを取る治療ですか?

A.いいえ。
②は、①のように老人性色素斑を積極的に改善するための治療ではありません。
外傷や炎症などのあとに残った色素沈着を改善するために使用します。

Q.レーザー治療と外用治療、どちらがよいですか?

A.色素斑の種類や肌の状態によって異なります。
頻繁な通院が難しい方や、ある程度時間をかけてもご自宅で治療を続けたい方には、外用治療が適している場合があります。
レーザーを含めたシミ全般の治療については、「総合シミ治療プログラム」をご覧ください。

 

 

使用する薬剤について

本治療で使用する製剤には、海外で製造された国内未承認医薬品が含まれます。
トレチノイン0.1%・ハイドロキノン4%製剤は米国製です。
混合クリームはインドで製造された製剤を、医療機関向け海外医薬品輸入代行会社を通じて入手しています。
これらの製剤は、日本国内では本治療を目的とした医薬品として承認されていません。医師が皮膚の状態を診察し、使用方法や副作用について説明したうえで処方します。
国内未承認医薬品のため、重篤な副作用が生じた場合、医薬品副作用被害救済制度の対象とならない場合があります。

本治療は自費診療です。